山 行 報 告
2014/6/17〜18  北ア・焼岳         メンバ:(OB大沢、上野ゅ、西川)根来  記録:根来 


樹林帯を抜けて 歩きにくいゴロ石の道 焼岳の火口湖 盛んに蒸気を吐く噴気孔 眼前に穂高連峰
イチヨウラン コラクヨウツツジ サクラマンテマ サンカヨウ タケシマラン



【コースタイム】

(17日)
道の駅風穴の里==新中の湯登山口6:05…10:35焼岳北峰頂上11:15…14:45新中の湯登山口==新穂高・中尾温泉(旅館焼乃湯)

(18日)
新穂高・中尾温泉(旅館焼乃湯)=(ビーナスライン)=成瀬


【記 録】

(17日)
 前日に成瀬駅前を出発し稲核の「道の駅・風穴の里」で仮眠。安房トンネルの手前から旧道に入り、中の湯温泉旅館の少し上が新中の湯登山口となる。平日なのにすでに5〜6台駐車していた。

 登山道に入ってすぐに、ラショウモンカズラやミゾホウズキ、ニリンソウ、サンカヨウなどの出迎えを受ける。やはり花時期は今頃なのであろうか。

 見通しのない樹林帯を黙々と登っていると、西川さんが「蘭みたいだけど…」と言うので見てみるとイチヨウランでした。今まで図鑑でしか見たことが無く、現物を目にして狂喜乱舞?登山道の横の岩にゴゼンタチバナやミヤマカタバミなどと一緒に苔の中からすーっと花茎を伸ばして咲いていました。根元にはその名の通り一枚だけ葉が出ていました。

 今は通行止めとなっている中の湯ルートとの合流点付近まで来ると視界が開け、焼岳を望む事が出来る。ここから少し行くと、その先は小灌木帯となりやがてゴロ石の道となり、幅の狭い雪渓を2度横断する。

 火口湖の見える所で一休みし、噴気孔のある溶岩ドームを右から巻きこむようにして焼岳北峰頂上に立つ。

 頂上からは穂高連峰、槍ヶ岳、錫杖岳、御嶽が、また足下には中尾峠の焼岳小屋が見える。我々全員の集合写真を撮ってくれた単独の好青年を雪稜に勧誘しようと話しかけたが、五千尺旅館で働いていて、今日は休みなので焼岳に来た、との事。残念であった。

 大休止のあともと来た道を下り駐車場に着くと随分と車が減っていた。登りも下りも追い越されることはあっても追い越すことが無かったので、それも道理なのである。

 旧道を登り安房峠を越えて平湯に出て、今夜の宿である中尾温泉・焼乃湯旅館に着く。早速露天風呂に入るが錫杖岳が目に前に眺められ、少し熱めではあるが掛け流しのなかなかに良い宿であった。